抗がん剤の効果 微粒子で事前予測

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    抗がん剤の効果 微粒子で事前予測

    東北大学の研究チームはコニカミ入ルタと共同で、分子標的薬と呼ぶ抗がん剤の効果を投薬前に精度よく予測する手法を開発した。

    がん細胞を攻撃する際に標的となるたんぱく質に、光を出す微粒子をくっつけて顕微鏡で観察。

    たんぱく質の量から効果を割り出す。

    治療薬の適切な選択につながるとみている。

     

    微粒子は蛍光色素を大量に含んでおり、従来の方法に比べて300倍以上の感度で目的のたんぱく質の量を正確に測定できる。

    乳がん患者から切除した組織で試すと、がん細胞の表面にある「HER2」と呼ぶたんぱく質と結合するようにした。

    HER2の量がわかり、分子標的薬、「ハーセプチン」の効果を予測できたという。

     

    微粒子がくっつくたんぱく質を変えれば、他のがんにも使える。

    従来の方法は蛍光が弱いため、たんぱく質の量を正確に見積もることはむずかしかった。

     

    参考・引用

    日経新聞・朝刊 2017.8.28

     


    がん検診7道県で不備

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      がん検診7道県で不備 事後評価実施せず、総務省調べ 

      総務省は30日、がん検診の精度を保つため都道府県が実施する事後評価について、17都道府県を抽出して2012〜14年度の状況を調査したところ、約4割に当たる7道県で不備が見つかったと発表した。

      北海道は評価自体をしておらず、精度の低下を防げなかった疑いがあるという。

      青森、埼玉、愛媛、福岡、長崎は主な四つの評価項目の一部が未実施だった。

      香川は望ましいとされる毎年度の評価をしていなかった。

       

      抽出調査の対象外だった30府県でも不備がある可能性があり、総務省は「がん検診の質が十分に確保されていない状況がみられる」として、所管する厚生労働省に改善を勧告した。

       

      北海道のある医療機関では、12、13年度に胃がん検診を受けた後、精密検査が必要とされた人の割合がいずれも30%を超え、適切とされる値(11.0%以下)の約3倍に上った。

      総務省は「多くの異常のない人が、がんと疑われたと考えられる」と指摘。

      逆に、がんがあるのに見逃したと疑われる例は見つからなかったという。

       

      事後評価は07年施行のがん対策基本法で推進が定められた。

      都道府県は

      (1)受診率やがん発見率など国が設定した指標のモニタリング

      (2)外部の有識者協議会による評価

      (3)評価結果の公表

      (4)検診の実施主体となる市町村への指導

      ――などにより、検診結果を検証するよう求められている。

       

      総務省によると、北海道は4項目とも未実施だった。

      埼玉は協議会の評価を受けておらず、結果も未公表。

      青森、愛媛は評価結果を公表せず、福岡、長崎は市町村に必要な指導をしていなかった。検診は胃がん、肺がんなど5種類あるが、香川は毎年度一部の評価しかしておらず、対応にばらつきがあった。

       

      北海道の担当者は「道の役割や評価方法が分からなかった。今後は適切に対応していく」と釈明している。

       

      参考・引用

      日経新聞・夕刊  2016.9.30

       

      私的コメント

      ・総務省が厚労省に改善を勧告・・・総務省がどういうことを行っている省なのかよくわかりません。

      ・「多くの異常のない人が、がんと疑われたが、逆にがんがあるのに見逃したと疑われる例は見つからなかった」・・・それはそれでいいのではないかと思います。

       


      乳がんのリンパ節転移を画像で診断

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        乳がんのリンパ節転移を画像で診断 検査の負担軽減へ

        https://medpeer.jp/news/19636

        乳がんがリンパ節に転移しているかどうか、CTとMRIを組み合わせて画像から診断する方法を開発したと、大阪急性期・総合医療センター(大阪市)が2017年7月20日、発表した。

        検査のために患者のわきの下のリンパ節の一部を採取せずに済み、負担軽減が期待できるという。

         

        乳がんはわきのリンパ節への転移の有無が進行度の評価に重要となる。

        現在は乳房内のがん細胞が最初に転移するとされる1、2個のリンパ節を採取して調べる方法が主流だが、転移していないこともある上、腕のむくみやわきの感覚異常といった後遺症が起きる恐れがある。

         

        新たな方法では、調べるリンパ節の位置をCTで正確に特定し、造影剤を注射したうえでMRIを使って転移の有無を評価する。体内の脂肪を転移と見誤らないよう工夫し、微小な転移も正確に分かるという。

         

        乳がん患者70人についてこの方法で診断したところ、従来の方法で確認できた転移の有無の約97%を正しく診断できた。

        転移の見落としはなかった。

        6月末からは乳がん患者500人を目標に同センターで臨床試験に取り組んでいる。

        乳腺外科の主任部長は「画像でも高い精度で転移の有無を診断できた。臨床試験でいい成績が出れば、先進医療として導入したい」と話す。


        がん転移、細胞レベルで観察

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          がん転移、細胞レベルで観察 体を透明化したマウス利用

          マウスの体を透明化する技術を使って、がんが転移する様子を細胞レベルで観察することに東大の研究グループが成功した。

          6日、米科学誌セルリポーツ(電子版)で発表した。

           

          研究グループは2014年、脂質や血液の色素を取り除く試薬を使い、マウスの全身を透明化することに成功。

          今回は試薬を改良し透明度を上げた。

          赤く光るように操作した腎がんの細胞をマウスの腎臓に移植して透明化したところ、肺や肝臓などに転移した様子を特殊な顕微鏡で観察できた。

          乳がん肺がん、皮膚がんの一種のメラノーマなどでも同様に確認できた。

           

          この技術を使えば、抗がん剤治療の効果を確認したり、がんが転移する仕組みを解明したりすることにつながるという。

          研究代表は「がんだけでなく、再生医療自己免疫疾患など、未発達の治療法や仕組みが未解明の病気にも貢献が期待できる」と話している。

           

          参考・引用

          朝日新聞・朝刊 2017.7.6


          リンチ症候群

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            リンチ症候群と家族性大腸腺腫症(Familial adenomatous polyposis;FAP)は遺伝性大腸がんの中でも頻度が高い疾患で、同症候群は以前、FAPと区別するために遺伝性非ポリポーシス大腸がん(HNPCC)と呼ばれていた。

            しかし、原因遺伝子の特定によりFAPと名称による区別が必要でなくなったこと、大腸がん以外の発症リスクも高いことなどから、同症候群の疾患概念を確立し、研究に多大な貢献を果たした米・Creighton University教授のHenry T. Lynch氏の名前にちなみ”リンチ症候群"の名称が用いられるようになった。

            現在、改訂作業が進んでいる大腸癌研究会による「遺伝性大腸癌診療ガイドライン」でも、混在するリンチ症候群とHNPCCの名称を"リンチ症候群"で統一することが挙げられている

            参考

            Medical Tribune 2016.9.8

             

             

            リンチ症候群の診断のポイント

            スクリーニングと内視鏡サーベイランスが重要

            https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0829504503/


            難治性肺がんの新治療法

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              金沢大、難治性肺がんの新治療法 抗がん剤に薬剤併用 
              ・金沢大学の矢野聖二教授らは、治りにくい肺がんの新たな治療法を開発した。
              KRAS(ケイラス)という遺伝子に変異があるがん細胞の表面に現れるたんぱく質の働きを邪魔し、抗がん剤の効果を高める。
              マウスの実験で効果を確かめた。
              この遺伝子が関与する大腸がんや膵臓がんの治療にも使える可能性がある。

              ・KRASは細胞が増殖する際に働く遺伝子で、変異があると、がん細胞自らが増殖の指令を出すようになる。
              抗がん剤が効かず、有効な治療法がない。
              肺がんでは患者の5%ほどに変異が見つかるほか、大腸がんでは約4割、膵臓がんでは8〜9割で変異がある。

              ・研究グループはKRAS遺伝子に変異があるがん細胞では、表面にあるたんぱく質の働きが活発になり、悪性黒色腫(メラノーマ)の治療に使う「MEK阻害剤」の効果を抑えることを突き止めた。
              このたんぱく質の働きを抑える化合物などと併用すると、抗がん剤が効果を発揮する。
              人間の肺がん細胞をマウスに移植して試し、5日後にはがんが縮小した。

              出典

              日経新聞 2016.5.30


              悪性度高い癌  くっきり 新造影剤の開発

              0

                悪性度高い癌  くっきり 東大など 新造影剤を開発
                悪性度の高いがんを見分けやすい新たな造影剤を、川崎市産業振興財団と東京大、東京工業大などの共同研究チームが開発した。
                16日付の英科学誌ネイチヤーナノテクノロジー(電子版)に発表する。
                転移防止に役立つ可能性があり、チームは数年以内の実用化を目指す。

                がん組織内部の低酸素領域は抗がん剤が届きにくい上、放射線治療の効果も低く、悪性度の高いがんに変化して転移を引き起こしやすい。

                研究チームは低酸素領域では酸性度が高いことに着目、酸性度が高くなるほど溶け出てマンガンイオンを放出するナノ粒子を用いた造影剤を開発した。MRIで撮影すると、マンガンイオンがくっついて低酸素領域の分布を映し出せた。

                実際にマウス実験で大腸から肝臓に転移した直径1.5ミリのがん組織を既存の造影剤に比べはっきりと確認できたという。

                研究チームは「通常は取り出さないとわからなかったがん組織の低酸素領域を、広く普及しているMRIで分調べられる。がんの早期発見や微小な転移の発見に加え、治療の有効性なども迅速に判定できる」と話している。     

                出典
                朝日新聞・夕刊 2016.5.17


                がん標準治療

                0

                  がん標準治療、実施率は平均68% 国立がんセンター 
                  国立がん研究センターはがん患者に対して推奨される「標準治療」の実施率に関する調査結果をまとめた。
                  乳がんなど9種類の標準治療の実施率は平均約68%。
                  ただ、体調や年齢で実施しなかった例を除くと6種類で9割を超えていた。
                  同センターの東尚弘部長は「数字だけで評価するのは難しいが、標準治療はおおむね浸透しているとみられる」と話す。

                  標準治療は科学的根拠に基づき、現時点で考えられる最良の治療を指す。
                  関係学会がガイドラインで示している。
                  実施率は2012年にがん診療連携拠点病院を中心とする全国232施設で、がんと診断された約31万人のデータから算出した。
                  乳房、肝臓、胃など5つのがんで調べた。

                  乳がんの手術後に再発リスクが高い患者に対する放射線照射の実施率は約33%と低かった。
                  一方、肝がんの切除前の検査は約92%と高いなど、ばらつきがみられた。
                  医療施設によっても実施率に差があった。

                  標準治療を検討したが、全身状態の低下、肝臓や腎臓の障害、高齢などの理由から取りやめた例を除くと、6種類の標準治療の実施率は90%を超えた。
                  研究チームは「今後、正当な理由で実施しなかったのかどうかを各施設などで検証する必要がある」と指摘する。

                  出典
                  日経新聞・朝刊 2016.5.26


                   

                  がんの免疫回避解明 遺伝子に異常

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                    がんの免疫回避解明 遺伝子に異常、京都大
                    https://www.m3.com/news/general/427248?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=MD160524&dcf_doctor=true&mc.l=159263001&eml=31ef79e7aaf65fca34f0f116a57fd65d
                    2016年5月24日 (火)配信共同通信社

                    ・がん細胞が、体の免疫の攻撃を逃れる仕組みの一端を京都大と東京大などのチームが明らかにし、24日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

                    ・がん細胞の遺伝子の特定領域に異常があると、免疫の攻撃力が低下しており、研究チームは「この領域に異常があるかを調べることで、攻撃にブレーキがかからないようにする治療薬が効くかどうかが、事前に分かるようになる可能性がある」と説明した。

                    ・チームは、さまざまな種類のがんの試料約1万の遺伝情報データをスーパーコンピューターで解析。
                    肺がんや胃がん、食道がん、大腸がんなどのデータの一部で、遺伝子の特定領域の異常が共通して見つかった。

                    ・この領域に異常があると、「PD―L1」と呼ばれるタンパク質が活発に働くようになり、免疫のT細胞の表面にあるタンパク質「PD―1」に作用して力を弱めることで、攻撃を回避していることが分かった。

                    ・実験で、特定領域に異常があるがん細胞をマウスに移植し、攻撃にブレーキがかからないようにする薬剤を投与すると、がん細胞が縮小した。


                    女性でノッポはガンになりやすい

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                      高身長とがんリスクに関連

                      10cm高くなるごとに13%上昇,WHIの解析から


                      米アルバートアインシュタイン医科大学のGeoffrey Kabat氏らは,Women's Health Initiative(WHI)に参加した14万人超の閉経後女性を対象とした解析を実施。

                      女性の身長が10cm高くなるごとに全がんのリスクが13%ずつ上昇していたと報告した(Cancer Epidemiol Biomarkers Prev 2013, 22; 1353-1363)。

                      19のがん種別の解析においても,身長の上昇に伴い13〜17%のがんリスク上昇が認められたと述べている。


                      出典

                      http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1308/1308004.html


                      <私的コメント>

                      この記事では、「高身長に関連するがんの種類は高BMIに関連するものより多い」という考察がされています。

                      デブよりノッポがガンの危険因子ということです。



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