ベーチェット病、遺伝子を解明

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    全身に炎症引き起こすベーチェット病、遺伝子を解明

    厚生労働省が指定する難病の一つで、失明を引き起こすこともあるベーチェット病に関係する新たな遺伝子を明らかにしたと、横浜市立大学などの研究グループが発表した。

    科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」に7日、論文が掲載される。

     

    ベーチェット病は、目や口、皮膚など全身に炎症を引き起こす原因不明の難病で、国内の患者数は約2万人。遺伝子変異のある人に、細菌の感染など外的な刺激が加わって発症すると考えられている。

     

    同大の水木信久教授(眼科学)らは、日本人とトルコ人、イラン人の患者3477人と健常者3342人の遺伝子を解析し、関連する遺伝子のある領域を新たに6か所発見した。これまでに11か所の変異が見つかっており、今回の研究で主要な遺伝子はほぼ出そろったという。

     

    水木教授は「主要な遺伝子が出そろったことで、発症する仕組みの解明に迫ることができる。治療薬の開発を加速させたい」と話している。

     

    参考

    読売新聞 2017.2.7


    A群レンサ球菌咽頭炎に最良の抗菌薬は?

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      A群レンサ球菌咽頭炎に最良の抗菌薬は?

      http://www.carenet.com/news/general/carenet/42759?utm_source=m27&utm_medium=email&utm_campaign=2016110302

      咽頭スワブでのA群β溶血性レンサ球菌(GABHS)陽性者において、咽頭痛に対する抗菌薬のベネフィットは限られ、抗菌薬が適応となる場合にどの薬剤を選択するのが最良なのかは明らかになっていない。

      今回、オーストラリアの研究グループが19件の無作為化二重盲検比較試験を評価し、GABHSによる扁桃咽頭炎の治療におけるセファロスポリンとマクロライドをペニシリンと比較したところ、症状消失には臨床関連の差が認められなかったことが示された。

      著者らは、「今回の結果から、コストの低さと耐性のなさを考慮すると、成人・小児ともにペニシリンがまだ第1選択とみなすことができる」と記している。

      The Cochrane database of systematic reviews誌オンライン版2016年9月11日号に掲載。

       

      <私的コメント>

      副作用としての下痢や小児に使用する際の薬剤の「まずさ」から、ペニシリンを第1選択にすることは躊躇されます。

      コストの低さは、すべての患者が望むところではありません。

      また、有効性が同等であるということならばセファロスポリンやマクロライドを使用してもよいという考えも成り立ちます。

       

      主な結果は以下のとおり。

      ・ペニシリンとセファロスポリン(7試験)、ペニシリンとマクロライド(6試験)、ペニシリンとカルバセフェム(3試験)、ペニシリンとスルホンアミドを比較した1試験、クリンダマイシンとアンピシリンを比較した1試験、アジスロマイシンとアモキシシリンを小児で比較した1試験の合計19試験(無作為化された参加者5,839例)を評価した。

       

      ・すべての試験で臨床転帰が報告されていたが、無作為化、割り付けの隠蔽化、盲検化に関する報告は十分ではなかった。

       

      ・GRADEシステムを用いて評価されたエビデンス全体の質は、intention-to-treat (ITT)分析における「症状消失」では低く、評価可能な参加者における「症状消失」と有害事象では非常に低かった。

      しかし、ITT解析では統計学的に有意ではなかった。

       

      ・臨床的再発については、セファロスポリンがペニシリンと比べて少なかったが、これは成人だけで認められ、NNTBが高かった。

       

      ・どのアウトカムにおいても、マクロライドとペニシリンに差はなかった。

       

      ・小児における1件の未発表試験において、アモキシシリン10日間投与と比べて、アジスロマイシン単回投与のほうが高い治癒率を認めたが、や、長期フォローアップでは差はなかった。

       

      ・小児では、アジスロマイシンがアモキシシリンより有害事象が多かった。

       

      ・ペニシリンと比較してカルバセフェムの治療後の症状消失は、成人と小児全体、および小児のサブグループ解析では優れていたが、成人のサブグループ解析ではそうではなかった。

       

      ・小児では、マクロライドがペニシリンより有害事象が多かった。

       

      ・長期合併症が報告されていなかったため、稀ではあるが重大な合併症を避けるために、どの抗菌薬が優れているのかは不明であった。

       

      Different antibiotic treatments for group A streptococcal pharyngitis.

      http://pmc.carenet.com/?pmid=27614728


      B型肝炎治療

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        B型肝炎 抗ウイルス療法の治療目標は生命予後の改善

        https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0915504683/

         

        B型肝炎治療ガイドライン改訂

        https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0915504683/


        C型肝炎治療

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          【C型肝炎】IFNフリーDAAの実臨床での効果

           https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0914504688/ 

           

          【C型肝炎】Special populationへの治療 治療ガイドライン改訂

           https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0914504682/ 

           

          セログループ1のC型肝炎治療剤など了承〔CBnews〕 医薬品第二部会、来月にも正式承認へ

           https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0912504703/ 

           

          C型肝炎治療薬で重大な副作用を追記 

          https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0706504000/ 

           

          C型肝炎治療ガイドライン第5版を公開 HBV,HIV共感染例などの治療対策を追加

          https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0517503487/

            


          リンチ症候群

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            リンチ症候群と家族性大腸腺腫症(Familial adenomatous polyposis;FAP)は遺伝性大腸がんの中でも頻度が高い疾患で、同症候群は以前、FAPと区別するために遺伝性非ポリポーシス大腸がん(HNPCC)と呼ばれていた。

            しかし、原因遺伝子の特定によりFAPと名称による区別が必要でなくなったこと、大腸がん以外の発症リスクも高いことなどから、同症候群の疾患概念を確立し、研究に多大な貢献を果たした米・Creighton University教授のHenry T. Lynch氏の名前にちなみ”リンチ症候群"の名称が用いられるようになった。

            現在、改訂作業が進んでいる大腸癌研究会による「遺伝性大腸癌診療ガイドライン」でも、混在するリンチ症候群とHNPCCの名称を"リンチ症候群"で統一することが挙げられている

            参考

            Medical Tribune 2016.9.8

             

             

            リンチ症候群の診断のポイント

            スクリーニングと内視鏡サーベイランスが重要

            https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0829504503/


            顎骨壊死問題

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              顎骨壊死問題 6学会の統一見解

              ポジションペーパー2016で骨吸収抑制薬休薬に一石

              https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0817504429/

               

              骨粗鬆症は抜歯のリスク

              医科診療前に歯科で口腔衛生状況の把握を

              https://medical-tribune.co.jp/news/2015/1009037539/

               

              BP製剤投薬との関係は疑問,骨粗鬆症患者の顎骨壊死

              https://medical-tribune.co.jp/mtpronews/1410/1410084.html

               


              脳の詳細な「地図」作成

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                脳の詳細な「地図」作成 米大、180の領域に分け

                ・画像診断装置を使って脳を詳細に調べ、構造や働きなどに基づいて180の領域に分けた“地図”を作ったと米ワシントン大のチームが英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。

                これまでに知られていなかった100近くの領域が新たに特定された。

                 

                ・オバマ米政権が推進する人間の脳機能の解明を目指す研究プロジェクトの一環。

                成果は脳研究の土台となり、老化や脳の病気の研究に役立つと期待される。

                 

                ・チームは、22〜35歳の健康な若者210人の脳を、磁気共鳴画像装置(MRI)で分析。

                刺激を与えた時の反応や構造、神経のつながり方などさまざまな情報に基づき、大脳の表面を覆う大脳皮質を調べた。

                 

                ・この結果、聴覚や視覚、温かさや冷たさなどを感じて反応する場所が、左右2つある大脳の片側だけで180の領域に分かれることが判明した。そのうち83カ所は既に知られていたが、残りの97カ所は新たに特定された。

                 

                ・正確で解像度の高い脳の地図を作ることは、神経科学者の長年の課題だが、情報が限られていたため、これまで不明瞭な地図しかなかった。

                 

                ・さらに改善することで、神経外科で治療に応用したり、他の霊長類と比較して人の進化について調べたりできるかもしれないと研究チームは指摘している。

                 

                参考

                日経新聞 2016.7.21


                糖尿病薬「メトホルミン」で、がん免疫アップ

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                  糖尿病薬「メトホルミン」で、がん免疫アップ

                  糖尿病治療薬「メトホルミン」に、がんに対する免疫細胞の攻撃力を高める作用があることをマウスの実験で突き止めたという研究成果を、岡山大学の研究チームがまとめた。

                   

                  免疫の力でがんを治療する「がん免疫療法」の効果を高められる可能性がある。

                   

                  チームは、メトホルミンを服用する糖尿病患者は、がんの発症率や死亡率が低いとの報告が多いことに着目。

                  がんを移植したマウスにメトホルミンの成分を加えた免疫細胞を注射し、約1か月後の腫瘍の大きさを調べたところ、ほとんど変わらなかった。

                  何もしなかったマウスは、腫瘍が3倍以上大きくなった。

                   

                  がん細胞は、免疫細胞の栄養分となる糖分を取り込むことで、攻撃から逃れる性質がある。チームは、メトホルミンが免疫細胞に十分な糖分を補給し、攻撃力を高めているとみている。

                   

                  参考

                  読売新聞 2016.7.28


                  日本人糖尿病の心血管イベント像

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                    日本人糖尿病の心血管イベント像

                    https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0407503180/

                    ・JDDMコホート研究から・2型糖尿病における心血管リスクと心血管疾患の家族歴が濃密に連関しており,これらが心血管イベント発生へとつながっている 

                    (家族歴を持つ土壌がイベント発生の素地として寄与するとした仮説"Common Soil Hypothesis"は1995年にSternらが提唱したものだが,これが日本人(今回のコホート)でも認められた)

                     

                    ・血管イベント既往者と非既往者で比較したところ、既往者で心血管イベント発生率が4.2倍高く、全死亡+心血管イベント発生率も3.5倍高かった。

                     

                    ・腎症と心血管イベント発生の関連については、心血管イベント既往のない2型糖尿病患者では正常アルブミン尿であれば推算糸球体濾過量(eGFR)が低くても(60mL/分/1.73m2未満)ほとんどリスクにはならないことを明らかにした。

                    この点が、欧米のデータとは異なるところだという。

                     

                    ・ピオグリタゾンの初発予防効果については、全イベント、心血管イベントともに有意な抑制効果が認められた。

                    ことに腎症のある患者では同薬15mgという低用量でも有意な抑制効果が得られた。

                     


                    がん悪化のタンパク質

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                      がん悪化のタンパク質特定 阪大、難治性の「肺」「膵臓」 

                      早期発見が困難で死亡率の高い肺がんと膵臓(すいぞう)がんを悪化させるタンパク質を特定したと、大阪大の研究チームが2016年6月21日、米医学誌電子版に発表した。

                       

                      このタンパク質の働きを阻害する抗体を使い、がんの増殖を抑えることにもマウスで成功した。

                       

                      チームによると、これらのがんは確定診断時には既に進行し切除できない場合が多い難治性だが、新たな抗がん剤や、タンパク質を指標とした早期発見の診断薬の開発につながる可能性がある。

                       

                      チームは、がんを悪化させることが報告されているタンパク質「Dkk1」が、がん細胞の表面でタンパク質「CKAP4」と結合すると、がん細胞の増殖を促進することを突き止めた。

                      関連病院の患者を調べた結果、両タンパク質が過剰に増えていた場合、死亡率や再発率が比較的高かった。

                       

                      CKAP4の働きを阻害する抗体を作り、両タンパク質が増えた状態のがん細胞を移植したマウスに投与すると、がんの増殖を抑えられた。

                       

                      参考

                      日経新聞・夕刊 2016.6.21


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