■治療開始前の血清亜鉛値を測定し、その後の治療経過による血清亜鉛値を追う“論理的亜鉛補充療法”が勧められる。
■アフタ性口内炎が亜鉛欠乏による場合、ポラプレジンク投与でより早期に痛みが軽快し、治癒する傾向があり、次第に再発しなくなる。
出典
http://medqa.m3.com/doctor/showMessageDetail.do?messageId=187750
開業医ですが本来は循環器専門医です。一般内科および医療全般について勉強した内容を書き留めました。
桑島巌氏(J-CLEAR編集長)と
宮本研氏(千葉・柏リハビリテーション病院人工透析内科部
による解説です。
医師主導型臨床試験のルール
1. 可能な限り二重盲検
2. PROBE法で行う場合
① ハードエンドポイントの限る
② 解析は第3者に限る
③ データを完全公開する
④ 同一医療機関だけで行わない
参考および引用サイト
たった2つの質問で認知症ルールアウトが可能
スペイン・ミシェル・セルヴェ大学病院のTirso Ventura氏らは、年齢と誕生日を尋ねる2つの単純な質問が、臨床において概して認知症をルールアウトするのに有効であるという仮説について検証した。
その結果、特異度および陰性適中率がほぼ100%近かったことが明らかになった。
感度は約61%、陽性適中率は約45%であった。
これらの結果を踏まえて著者は、「この単純な質問テストは現在までに報告された最善の方法であり、認知症のルールアウトに用いることが普遍化されるかもしれない」と述べている。
結果: ・参加者のテストの受け入れは良好で、30秒以内に回答が得られた。
・参照基準と比較して、「2つの質問への回答がどちらも誤答である場合は認知症である」とする判定について、感度61.2%、特異度97.8%、陽性適中率44.5%、陰性適中率98.9%であった。
・この超短時間での試験は、特異性と陰性の検出力が非常に良好であった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/35468
出典 Care Net 2013.7.4
版権 ケアネット社
京大の山本舜悟先生は以下のコメントをしています。
sensitivity 61.2%, specificity 97.8%, positive predictive value 44.4%, negative predictive value 98.9%.とありますが,3613人中認知症患者が118人(3.3%)の集団での検証のようです。
ということは何もしなくてもNPVは96.7%なのをこの2つの質問にどちらも誤答でなければ,認知症でない可能性を98.9%にできるということのようです。
Prevalenceが変わるとPPVやNPVが変わると本文中にはありますが,このツールの診断能を表すのにNPVを使うのは適切ではないですね。陽性尤度比は27.82,陰性尤度比が0.4なので,陽性だった場合には,次のステップに進むのには役に立つと思います。
現場医師ら憤慨「患者の信頼失う」 バルサルタン 臨床試験疑惑
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■大阪市大は、疑惑が表面化した5月以降の調査で、元社員に大学での勤務実態がほとんどなかったことや、大学としては試験に一切関わっていなかったことを確認している。