がん転移、細胞レベルで観察

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    がん転移、細胞レベルで観察 体を透明化したマウス利用

    マウスの体を透明化する技術を使って、がんが転移する様子を細胞レベルで観察することに東大の研究グループが成功した。

    6日、米科学誌セルリポーツ(電子版)で発表した。

     

    研究グループは2014年、脂質や血液の色素を取り除く試薬を使い、マウスの全身を透明化することに成功。

    今回は試薬を改良し透明度を上げた。

    赤く光るように操作した腎がんの細胞をマウスの腎臓に移植して透明化したところ、肺や肝臓などに転移した様子を特殊な顕微鏡で観察できた。

    乳がん肺がん、皮膚がんの一種のメラノーマなどでも同様に確認できた。

     

    この技術を使えば、抗がん剤治療の効果を確認したり、がんが転移する仕組みを解明したりすることにつながるという。

    研究代表は「がんだけでなく、再生医療自己免疫疾患など、未発達の治療法や仕組みが未解明の病気にも貢献が期待できる」と話している。

     

    参考・引用

    朝日新聞・朝刊 2017.7.6


    リンチ症候群

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      リンチ症候群と家族性大腸腺腫症(Familial adenomatous polyposis;FAP)は遺伝性大腸がんの中でも頻度が高い疾患で、同症候群は以前、FAPと区別するために遺伝性非ポリポーシス大腸がん(HNPCC)と呼ばれていた。

      しかし、原因遺伝子の特定によりFAPと名称による区別が必要でなくなったこと、大腸がん以外の発症リスクも高いことなどから、同症候群の疾患概念を確立し、研究に多大な貢献を果たした米・Creighton University教授のHenry T. Lynch氏の名前にちなみ”リンチ症候群"の名称が用いられるようになった。

      現在、改訂作業が進んでいる大腸癌研究会による「遺伝性大腸癌診療ガイドライン」でも、混在するリンチ症候群とHNPCCの名称を"リンチ症候群"で統一することが挙げられている

      参考

      Medical Tribune 2016.9.8

       

       

      リンチ症候群の診断のポイント

      スクリーニングと内視鏡サーベイランスが重要

      https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0829504503/


      難治性肺がんの新治療法

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        金沢大、難治性肺がんの新治療法 抗がん剤に薬剤併用 
        ・金沢大学の矢野聖二教授らは、治りにくい肺がんの新たな治療法を開発した。
        KRAS(ケイラス)という遺伝子に変異があるがん細胞の表面に現れるたんぱく質の働きを邪魔し、抗がん剤の効果を高める。
        マウスの実験で効果を確かめた。
        この遺伝子が関与する大腸がんや膵臓がんの治療にも使える可能性がある。

        ・KRASは細胞が増殖する際に働く遺伝子で、変異があると、がん細胞自らが増殖の指令を出すようになる。
        抗がん剤が効かず、有効な治療法がない。
        肺がんでは患者の5%ほどに変異が見つかるほか、大腸がんでは約4割、膵臓がんでは8〜9割で変異がある。

        ・研究グループはKRAS遺伝子に変異があるがん細胞では、表面にあるたんぱく質の働きが活発になり、悪性黒色腫(メラノーマ)の治療に使う「MEK阻害剤」の効果を抑えることを突き止めた。
        このたんぱく質の働きを抑える化合物などと併用すると、抗がん剤が効果を発揮する。
        人間の肺がん細胞をマウスに移植して試し、5日後にはがんが縮小した。

        出典

        日経新聞 2016.5.30


        悪性度高い癌  くっきり 新造影剤の開発

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          悪性度高い癌  くっきり 東大など 新造影剤を開発
          悪性度の高いがんを見分けやすい新たな造影剤を、川崎市産業振興財団と東京大、東京工業大などの共同研究チームが開発した。
          16日付の英科学誌ネイチヤーナノテクノロジー(電子版)に発表する。
          転移防止に役立つ可能性があり、チームは数年以内の実用化を目指す。

          がん組織内部の低酸素領域は抗がん剤が届きにくい上、放射線治療の効果も低く、悪性度の高いがんに変化して転移を引き起こしやすい。

          研究チームは低酸素領域では酸性度が高いことに着目、酸性度が高くなるほど溶け出てマンガンイオンを放出するナノ粒子を用いた造影剤を開発した。MRIで撮影すると、マンガンイオンがくっついて低酸素領域の分布を映し出せた。

          実際にマウス実験で大腸から肝臓に転移した直径1.5ミリのがん組織を既存の造影剤に比べはっきりと確認できたという。

          研究チームは「通常は取り出さないとわからなかったがん組織の低酸素領域を、広く普及しているMRIで分調べられる。がんの早期発見や微小な転移の発見に加え、治療の有効性なども迅速に判定できる」と話している。     

          出典
          朝日新聞・夕刊 2016.5.17


          がん標準治療

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            がん標準治療、実施率は平均68% 国立がんセンター 
            国立がん研究センターはがん患者に対して推奨される「標準治療」の実施率に関する調査結果をまとめた。
            乳がんなど9種類の標準治療の実施率は平均約68%。
            ただ、体調や年齢で実施しなかった例を除くと6種類で9割を超えていた。
            同センターの東尚弘部長は「数字だけで評価するのは難しいが、標準治療はおおむね浸透しているとみられる」と話す。

            標準治療は科学的根拠に基づき、現時点で考えられる最良の治療を指す。
            関係学会がガイドラインで示している。
            実施率は2012年にがん診療連携拠点病院を中心とする全国232施設で、がんと診断された約31万人のデータから算出した。
            乳房、肝臓、胃など5つのがんで調べた。

            乳がんの手術後に再発リスクが高い患者に対する放射線照射の実施率は約33%と低かった。
            一方、肝がんの切除前の検査は約92%と高いなど、ばらつきがみられた。
            医療施設によっても実施率に差があった。

            標準治療を検討したが、全身状態の低下、肝臓や腎臓の障害、高齢などの理由から取りやめた例を除くと、6種類の標準治療の実施率は90%を超えた。
            研究チームは「今後、正当な理由で実施しなかったのかどうかを各施設などで検証する必要がある」と指摘する。

            出典
            日経新聞・朝刊 2016.5.26


             

            がんの免疫回避解明 遺伝子に異常

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              がんの免疫回避解明 遺伝子に異常、京都大
              https://www.m3.com/news/general/427248?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=MD160524&dcf_doctor=true&mc.l=159263001&eml=31ef79e7aaf65fca34f0f116a57fd65d
              2016年5月24日 (火)配信共同通信社

              ・がん細胞が、体の免疫の攻撃を逃れる仕組みの一端を京都大と東京大などのチームが明らかにし、24日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

              ・がん細胞の遺伝子の特定領域に異常があると、免疫の攻撃力が低下しており、研究チームは「この領域に異常があるかを調べることで、攻撃にブレーキがかからないようにする治療薬が効くかどうかが、事前に分かるようになる可能性がある」と説明した。

              ・チームは、さまざまな種類のがんの試料約1万の遺伝情報データをスーパーコンピューターで解析。
              肺がんや胃がん、食道がん、大腸がんなどのデータの一部で、遺伝子の特定領域の異常が共通して見つかった。

              ・この領域に異常があると、「PD―L1」と呼ばれるタンパク質が活発に働くようになり、免疫のT細胞の表面にあるタンパク質「PD―1」に作用して力を弱めることで、攻撃を回避していることが分かった。

              ・実験で、特定領域に異常があるがん細胞をマウスに移植し、攻撃にブレーキがかからないようにする薬剤を投与すると、がん細胞が縮小した。


              女性でノッポはガンになりやすい

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                高身長とがんリスクに関連

                10cm高くなるごとに13%上昇,WHIの解析から


                米アルバートアインシュタイン医科大学のGeoffrey Kabat氏らは,Women's Health Initiative(WHI)に参加した14万人超の閉経後女性を対象とした解析を実施。

                女性の身長が10cm高くなるごとに全がんのリスクが13%ずつ上昇していたと報告した(Cancer Epidemiol Biomarkers Prev 2013, 22; 1353-1363)。

                19のがん種別の解析においても,身長の上昇に伴い13〜17%のがんリスク上昇が認められたと述べている。


                出典

                http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1308/1308004.html


                <私的コメント>

                この記事では、「高身長に関連するがんの種類は高BMIに関連するものより多い」という考察がされています。

                デブよりノッポがガンの危険因子ということです。



                がんが肺に転移する仕組み

                0
                  がんが肺に転移する仕組みの一端を解明 東京女子医大

                  東京女子医科大の丸義朗教授らは、がん細胞が肺に転移する仕組みの一端を解明した。
                  がん細胞から分泌されたたんぱく質が肺に働きかけ、がん細胞が転移しやすい状態をつくっていた。
                  この仕組みを妨げれば、がん転移を防げる可能性がある。

                  ■がん細胞は発生した臓器から別の臓器に移動しやすく、肺への転移も多い。
                  研究チームはがん細胞が分泌するたんぱく質「CCL2」に着目。
                  肺に転移しやすいがん細胞をマウスに移植し、詳しく調べた。
                   
                  ■CCL2の分泌をきっかけに、結合相手である「CCR2」という受容体が肺で増加。
                  がん細胞を引き寄せる「SAA3」と「S100A8」の 2種類のたんぱく質も増えた。これらの働きで、血管の壁などが変化。
                  血液中を巡っていたがん細胞が肺の血管を通り抜けて外側に出やすくなり、転移につながるという。
                   
                  ■CCR2からSAA3などへの信号伝達を妨げる薬剤をマウスに投与すると、がん細胞が血管を通り抜けにくくなり、肺への転移が抑えられた。

                  <私的コメント>
                  同様の発表が他にもありますが、メカニズムを他に求めています。確かに「仕組みの一端」です。
                  まさか「群○象を・・・」ではないでしょうが。


                  慶應義塾大学(慶応大)と科学技術振興機構(JST)は6月7日、東京大学、順天堂大学との共同研究により、「がん幹細胞表面マーカー」である接着分子 「CD44」が、がん細胞の酸化ストレス抵抗性を高めることによって、乳がん細胞の肺転移を促進する分子機構について解明したと発表した。

                  http://news.mynavi.jp/news/2012/06/07/069/index.html
                  肺がんの転移抑制機構を解明 - 名古屋大学
                  www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/.../20111116_med.pdf‎

                  2011.11.16 肺がんの転移抑制機構を解明(PDFファイル ... - 名古屋
                  www.med.nagoya-u.ac.jp/medical/dbps_data/_..._/nu.../haigan.pdf‎



                  経口抗がん剤で膵臓手術後の生存率向上 

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                    経口抗がん剤で生存率向上 膵臓手術後に使用 


                    膵臓がんは早期発見が難しく、手術で切除できる患者は2〜3割と少ないが、手術できた場合はS―1で再発を抑える方法が新たな標準治療になる可能性が高いという。

                    ■研究代表者の上坂克彦・静岡県立静岡がんセンター副院長は「患者にとって大きな福音になる」と話した。


                    ■2007〜10年、患者をS―1を使うグループとゲムシタビンを使うグループに分けて6カ月投与。

                    昨年7月まで追跡し、データを解析すると、2年後の生存率で17ポイントの差がついた。

                     

                    ■S―1の使用では下痢や食欲不振などの副作用が見られたが、副作用を理由に投薬が続けられなくなった人はゲムシタビンより少なかった。

                    ■S―1は手術できない膵臓がんを対象にした以前の試験では、ゲムシタビンとほぼ同等の効果があるとされた。

                    http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2300X_T20C13A1CR0000/

                    出典  日経新聞 Web刊 2013.1.23

                    版権  日経新聞社



                    米で「肺がん検診」の推奨が復活!?

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                      米で「肺がん検診」の推奨が復活!? ただし,日本とはかなり異なる内容

                      米国がん学会が新ガイドライン


                      ■今回のガイドラインで肺がん検診が推奨されているのは,「55〜74歳で健康上の問題がほぼなく,喫煙指数30pack-year相当の喫煙歴がある」いわゆるヘビースモーカーのみ。

                      ■ 検診間隔と方法は「年1回の低線量CT(LDCT)」を推奨。

                      (胸部X線はがん検診として用いるべきではない)

                      http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1301/1301028.html

                      出典  MT Pro 2013.1.16

                      版権  メディカルトリビューン社


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