早産予防薬で子にぜんそく

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    早産予防薬で子にぜんそく 長期間の使用に注意 

    国立成育医療研究センターは14日までに、早産予防の目的で使われる子宮収縮抑制剤「塩酸リトドリン」を妊婦に投与すると、生まれた子供が5歳になった時にぜんそくになるリスクが高まるとの研究結果を発表した。

     

    同センターは「塩酸リトドリンは、新生児死亡の大きな要因である早産予防のための有効な薬だが、使用が長期にわたる場合は注意すべきだ」と指摘している。

     

    同研究チームは、妊娠時に塩酸リトドリンを投与された94人と、投与されなかった1064人を比較。薬を使用した場合、子供が5歳になった時のぜんそくの有症率が13.8%だったのに対し、使わなかった場合は9.2%と差が出た。

     

    さらに詳しく調べると、投与日数が20日以上と長い場合や累積使用量が1.6グラム以上と多いグループで有症率が高いことが分かった。

     

    ぜんそくは就学後に自然治癒することも多いため、同センターは、さらに長期間、薬とぜんそくの関連を調べる必要があるとしている。

     

    参考・引用

    日経新聞・夕刊 017.10.14


    COPD患者へのスタチン使用

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      COPD患者、スタチン使用で全死亡が減少

      https://medical-tribune.co.jp/news/2017/1004510965/

      慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者のスタチン使用は全死亡の減少につながる可能性があると、カナダのグループがChest(2017; 152: 486-493)に発表した。

       

      COPD患者は心血管疾患の合併率が高く、スタチンの処方率が高い。

      同グループは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州の集団管理データを用いて、COPD患者のスタチン使用と死亡との関係を検討した。

      スタチンの使用についてはCOPD診断後の1年間に確認した。

      主要評価項目はスタチン使用確認後1年間の全死亡、副次評価項目は肺関連死亡とした。

       

      登録基準を満たしたCOPD患者は3万9,678例で、うち7,775例(19.6%)が使用確認期間中に少なくとも1種類のスタチンの処方を受けていた。

      使用確認後1年間の全死亡は1,446例だった。

       

      多変量解析の結果、スタチン使用群の推定全死亡ハザード比(HR)は0.79で、21%のリスク低下が示唆された。

      肺関連死亡のHRは0.55であった。

       

      <私的コメント>

      「全死亡の減少」といわれても今ひとつピンと来ません。

      対象がCOPD患者ではなく(少なくともスタチンを使用する理由がある)スタチン使用者全体での(スタチン非使用者)との比較、つまりスタチン使用により全死亡がどれだけ減少するかというスタンダードがないとCOPD患者で特に有効性が高いという結論にはなりません。

      肺関連死亡も減少することは興味深いことですが、そのメカニズムについては考察されているのでしょうか。

       


      C0PD トリプル吸入療法

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        "最強の治療法"トリプル吸入療法は諸刃の剣

        COPD治療のマイルストーンFULFIL試験

        https://medical-tribune.co.jp/rensai/2017/0615508936/?utm_source=mail&utm_medium=recent170616&utm_campaign=mailmag&mi=00128000005w5hSAAQ&fl=1

        ・これまで慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療といえば、長時間作用性抗コリン薬(LAMA)あるいは長時間作用性β2刺激薬(LABA)、またはその合剤(LAMA/LABA)であった。この礎をつくったのはLAMA、特にチオトロピウム(スピリーバ®)のUPLIFT試験の結果である。

        この試験でLAMAは4年にわたり呼吸機能を改善し、全死亡率を有意に低下させた。また、LABAはLAMAと同程度の症状改善効果・肺機能改善効果があるとされ、国内外のガイドライン上はLAMAと肩を並べている。

         

        ・一方で、COPDに対する吸入ステロイド薬(ICS)とLABAの合剤は、LABA単剤と比べてCOPD増悪の頻度を抑制するとされている。

        そのため、症状が強いCOPD患者にはLAMAあるいはLABA、LAMA/LABA、増悪を繰り返す患者にはICS/LABAを用いるプラクティスが一般的であった。

        しかし、重症例はそのいずれの選択肢でも満足なコントロールが得られなかった。

        そのため、”最強"のCOPD吸入薬としてトリプル吸入療法(LAMA/LABA/ICS)が最も有効ではないのか―そういう意見が出てきた。

        このような中、FULFIL試験が発表された。

         

        ・実は、ICS/LABAは肺炎のリスクを増加させるのではないかと考えられている。

        おそらくLABAは関係なくて、ICSが肺の免疫応答を減弱させて、肺炎のリスクを有意に増加させてしまうのだろう。

        ICSと肺炎の関係は、かなり前から示唆されていたので、特に肺が弱った高齢者ではその影響は顕著に出るだろうと考えられていた。

        しかし、ICS/LABAがCOPD増悪の頻度を抑制することから、負の側面についてはある程度目をつぶっていた節があった。

        しかし、今回のガイドラインで明言されたことにより、世界中でCOPDに対するICS/LABAの処方が減ってしまうかもしれない。

         

        ・ガイドラインに記された臨床試験は、FLAME試験である。

        これは、LAMA/LABAであるインダカテロール/グリコピロニウム(ウルティブロ)とICS/LABAであるサルメテロール/フルチカゾン(アドエア)を比較した研究で、ICS/LABA群よりもLAMA/LABA群の方がCOPD増悪回数を減少させ、増悪までの期間も延長させたことが明らかになっている。

        非劣性だけでなく優越性も示された。 

        この臨床試験で、ICS/LABA群の肺炎の頻度は、LAMA/LABA群よりも高かったのである。

         

        ・つまり、COPDに対してLAMA/LABAを使う理由はあれど、ICS/LABAをあえて用いる理由がないかもしれない、そういう結果が示されたのである。

        ただ、トリプル吸入療法を適用することでCOPD患者の肺機能が改善することは確かである。

        その恩恵と、肺炎リスクの恩恵をどう天秤にかけるか、トリプル吸入療法の難しさはそこにある。

        今、COPDの世界では、軽症のCOPDであってもLAMA/LABAを用いるべきという流れになりつつある。それがさらに発展して、トリプル吸入療法を早期から適用すべきという議論も出てくるかもしれない。

         


        外来の大半は咳喘息

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          ■喘息は一つの病気ではなくて同じような症状を呈する多数の病気から構成される症候群

          ■喘息治療の基本はステロイド吸入(気道リモデリングの予防)




          http://www.m3.com/clinical/news/article/171673/?portalId=mailmag&mmp=EA130515&mc.l=13068995

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