肥満症 仕組み解明の可能性

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    空腹→エネルギー蓄積の「司令塔」 肥満症 仕組み解明の可能性

    おなかが減ると体内にエネルギーを蓄えるよう指令する脳の神経細胞を、名古屋大学の研究グループが発見した。

    肥満症のメカニズム解明につながる可能性があるという。

    (米専門誌セル・メタボリズム 電子版)

     

    哺乳類は空腹状態になると、エネルギー節約のために物質を代謝して熱を放出すること(熱産生)を抑えたり、食べ物を探して食べようとしたりする。

    この仕組みは空腹を感知した脳が、飢餓信号を出すことで起こる。

    ただ、「熱産生」は交感神経、「食べる」という行動は運動神経と、別々の系統で調節されるため、詳しいメカニズムがわかっていなかった。

     

    研究グループは、ラットの脳で特殊なたんぱく質を使って神経回路のつながりを調べた。

    その結果、呼吸や血圧などの調節をしている延髄の「網様体(もうようたい)」と呼ばれる場所に、飢餓信号を受けると活性化し、交感神経運動神経の両方につながる神経細胞を見つけた。

    この神経細胞を刺激する薬を注射すると、熱産生が抑制され、食べ物をかみ砕くためにあごが動き出すことも確認した。

    網様体を刺激したラットは、何もしなかったラットよりも食べる量が4倍以上に増えたという。

     

    名古屋大の中村和弘教授は「交感神経と運動神経の両方の司令塔を一つの神経細胞が担っていることは珍しい。生命にとって危機的な状況だからこそ一気に制御する仕組みが備わっているのかもしれな

    い」と話している。

     

    参考・引用

    朝日新聞・朝刊 2017.1.19


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